東京新聞130周年

東京新聞は、明治17(1884)年に「今日新聞」として発刊。9月25日に発刊130周年を迎えこれからも、
東京の地元紙として地域密着や読者の視点を大切に、家族みんなで楽しめる明るい話題をお届けします。
前後4日間、130周年企画として「つたえる愛情。つながる家族」をテーマとした特集を掲載します。

つたえる愛情。つながる家族

強い自分と弱い自分との葛藤

 俺は、全く健康じゃない。プロレスラーという職業柄、両膝、両肘、けい椎…体中にガタがきているけど、今までやってこられたのは、″俺と共に生きて応援してくれる人たち〟がいたから。

 プロレスラーになって今年で30年。背負ったケガや傷、重なっていく年齢、これらと上手に付き合いながらリングに立ち続けるために、重点的に下半身を鍛え、練習や食事の質にこだわっている。若い時は、「ヒンズースクワット2000回!」の根性論が主流だったけど、今は理論を元にした合理的なトレーニング。若いレスラーのなかには、本格的な知識を得てインストラクターの資格を持っているのもいるよ。精神力鍛錬という意味では昔の練習方法を100%否定するわけじゃないけど、ホント理不尽なことが多かったからね(笑)。

 今も、プロレスラーとしての自分に自信はある。でも、一方で体が言うこときかなくて、しんどいな~と思うこともあるよ。強い自分と弱い自分の葛藤。そのせめぎ合いのなかで、ファンや家族、仲間、周りで支えてくれる人たちからエネルギーをもらって、どうにかやってこられた。だから、リングに立ち続けて、周りのみんなに元気を与えたいと思っている。それが、俺の仕事。

〝背中〟で、家族を育てる

 「家族」というものを強く意識したのは、アメリカへ修行に行った時。本当に外国の人たちは家族と過ごす時間を大切にするんだなと実感した。クリスマスとかになると、レスラーの仲間たちは、みんな家族の元に帰っちゃって、俺だけ一人ぼっち…。日本に戻ってからも、リングに上がって歓声を浴びたあとに、アパートの部屋に帰ると、俺一人…。なんか孤独を感じたよね。

 それから結婚して、二人の子どもに恵まれた。幸運だったのは、自分の仕事を子どもに見せることができたこと。世の中には父親の働く姿を知らない子どもが多いと思うけど、俺は、プロレスラーとしての父親の姿を見せることができた。言葉を交わすよりも、俺の背中から伝わっているものの方が大きいと思うよ。

 これからも、子どもたちや若いレスラーたちには、背中で語っていきたいね。そして、もっと多くの人たちにプロレスというものを見せていきたい、昨年旗揚げした団体「WRESTLE‐1」を生涯かけて世界に発信できる団体に育てていきたい。「WRESTLE‐1」も家族のような存在だから。

 いろいろと語ったけど、俺は喋りに自信がないから。でも、プロレスには自信がある。だから、ぜひ俺の姿を、プロレスをライブで見て五感で感じてください。ぜひ、家族みんなで会場に来てください。もれなく、俺から「元気」をプレゼントしますよ!

プロレスラー
武藤敬司(むとう けいじ)さん

自他ともに認める、プロレス界の象徴。新日本プロレス、全日本プロレスのトップレスラーとして君臨、数々のタイトルを獲得。13年、新団体「WRESTLE-1」を旗揚げ。14年はデビュー30周年イヤー。

武藤さん家族。奥さんの久恵さん、息子の壮司朗くん、娘の愛莉さん。

多くの人に、世界に、プロレスの魅力を伝えるため、周りからの声援をエネルギーに戦い続ける。

クリパルヨガ教師
三浦徒志郎・まきこ(みうら としろう・まきこ)さん夫妻

みうら としろう/1956年東京都生まれ。現在、東京・下北沢にあるクリパル・ジャパン直営のヨガスタジオ「Yoga of Life」にて、クリパルヨガの指導と教師養成トレーニングを行っている。
みうら まきこ/1970年愛知県生まれ。「Yoga of Life」スタジオオーナー。夫婦でクリパルヨガの指導を行っている。

「Yoga of Life」 東京都世田谷区北沢2-26-15 tel.03-6407-8446 http://www.kripalu.jp

息子さんの泰生(やすなり)くんと休日を楽しむ一家

現在お住まいの山梨でもヨガを教えるまきこさん。「忙しいけど、充実しています」と笑顔で語る

「うちの夫婦は14歳違い。歳が離れていると張り合うこともなくケンカが少ないかも…」と徒志郞さん。

体を動かし心と体を調和させる

—ヨガにはどんな効果があるのですか。

徒志郎 ヨガは健康や美容にいいと言われていますが、心を落ち着かせる効果もあるんです。ストレスが多い現代社会、周りや人の目が気になって自分に目を向けることが少なくなっていますよね。ヨガで体を動かすことによって、まず自分自身に意識を向けることができます。すると、体の中から「本当は自分はどうしたいのか?」という声が聞こえてくる。そのメッセージに従って生きていくと、自然と心と体の調和が取れるようになってくるんです。

まきこ 私がヨガを始めた頃は、体力もなかったし精神的にもボロボロで(笑)。でもヨガによって心身のバランスをコントロールできるようになりました。「心と体はつながっている」と実感しましたね。

徒志郎 ヨガはインドが発祥ですが、私たちが教えているクリパルヨガは、インドからアメリカへ渡り、日本に入ってきた流派なんです。アメリカらしく、一人ひとりの主観や感じ方、「個」を大切にしながら積み重ねていくヨガと言えますね。

相手の身になって考えることの大切さ

—夫婦円満の秘けつを教えていただけますか。

徒志郎 出会いは2005年、その時の妻はなんだか焦っている感じでしたね(笑)。

まきこ 心ここにあらずで、先のことばかり考えていましたね。でも主人と出会って結婚して子どもも生まれて…先のことより「今」が大切と思えるようになりました。生活も自然とゆったりしていきましたね。  主人が家事も育児も積極的にやってくれるおかげで、こうして好きな仕事も続けられる。とても助かっています。

徒志郎 そういうライフスタイルが好きなんですよ。家事も子育ても参加したいんです。

まきこ ありがたいことですが、ここは女性である私がやるべき仕事なのかな、負担ではないかと迷うこともあります。そんな時には一人で思い悩まずに、自分の思いを相手に伝える、そして相手の気持ちもよく聞くように心がけています。

徒志郎 夫婦円満の秘けつは「会話」でしょうか。ただし、言葉の表面的な部分だけを受け取らずにその真意まで考えることが大切だと思いますね。

まきこ そうね。例えば「今は忙しくて話ができない」と言われた時、主人は今どんな状態なのかを考えてみます。相手の身になってみると、一見冷たいような言葉でも「わかる、そうだよね」と譲ることができるんです。

徒志郎 それで問題がすべて解決できるわけではないけれど、互いの気持ちをシェアすることで乗り越えていけることもありますよね。

体の声に耳を澄ませ、いたわってあげよう

—最後に、健康を保つためのアドバイスをお願いします。

まきこ 食事はいつも腹八分目。お腹が空いていないのに時間だから食べるということはしないですね。体からの自然の要求を大切にしています。

徒志郎 自分の体に敏感であれば、食べ過ぎることもないはずです。体の疲れを自覚できれば、休もうとしますよね。心が体から離れてしまい、「これをやらなくては」という前のめりの状態が続くと健康を損ねてしまうのではないでしょうか。  本当は何を欲しているのか、体の声に耳を澄ませて、共感し、いたわってあげる。そんな風に自分と向き合うことが、健やかに生きることにつながるのだと思います。

夫婦でヨガを楽しめる

「ふたりヨガ」 「Yoga of Life」では、さまざまなプログラムを提供しています。中でもご夫婦におすすめなのが「ふたりヨガ」。上の写真は「戦士のポーズ」です。さまざまなポーズを協力しながら練習するだけでなく、その中で起こる二人の関係性にも意識を向けて進めていきます。

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